日常生活では契約に関するトラブルが数多くありますが、こうしたトラブルがあった場合でも司法書士にも相談できます。例えば、訪問販売などのトラブルの場合、クーリングオフを使えば8日以内であれば購入を取り消すことが可能です。ただ、どのようにクーリングオフをすればいいかわからないということがあるため、そうした時に司法書士に相談し、クーリングオフのレクチャーをしてもらうことになります。こうしたケースは訪問販売に限らず、例えば家のリフォーム工事に関しても同様です。リフォーム工事の場合、すでに工事が始まっているからクーリングオフは無理と断ってくるケースがあります。しかし、クーリングオフ期間で工事をした場合、工事会社を保護する条文はないどころか、元に戻す作業も工事会社が行わなければならないため、クーリングオフ期間内であればなんとかなります。
司法書士が担当する契約関係のトラブルは、一歩間違えば詐欺ではないかというような契約が多く、途中解約ができない、解約してもお金がかかるといったトラブルでも司法書士の出番が回ってくることが多々あります。司法書士は一定額以下であれば、弁護士ではなくても法律関係の仕事をこなすことができます。特にこうした日常生活の契約関係は少額であることが多く、弁護士には頼みにくいというのがほとんどです。司法書士ならば気軽に利用できるだけでなく、料金も安くできるため、何かしらのトラブルを抱えた際には相談することが求められます。