司法書士選びのポイントとして大事なことは、今現在何かしらの法律に関する問題を抱えていて、それを解決することのできる司法書士であるかどうかという点です。その際に、この人は素晴らしい人に見えるとか、頭がよさそうに見えるというのは必要のないファクターであり、実際の手腕とは何ら関係のない部分です。司法書士事務所のほとんどは自前のブログ、もしくはホームページを抱えており、そこで紹介がなされています。この時に気を付けたいのは、経歴自慢のようなことにページを割いているようなケースです。例えば、何かしらの役員をやっている、委員をやっているという表記が目立つところもあります。この場合、やりたくてやっているケースが少なく、ちょっとした都合で渋々やっていることがほとんどのため、手腕とは関係ありません。
司法書士の中にはなんでもやるということが書かれているところがありますが、こうしたものも信用できません。司法書士の中には過払い金に強い司法書士など、何かしらの分野に強い人が存在します。そうした分野を持っていると、その分野で勝負することが多く、あえて不慣れなところで頑張る人はあまりいません。つまり、なんでもやるということは、仕事がない場合がほとんどです。中にはオールマイティーにこなせる人もいますが、その場合には予約でいっぱいであり、なかなか相談までにこぎつけないケースもあります。この問題を解決してほしい、その問題に強い司法書士を探す、これが司法書士選びのポイントです。